「赤穂の天塩」が選ばれる理由

各界からの推薦文

株式会社天塩の創業初期に「赤穂の天塩」および自然塩運動に対し、各界の著名人の方から多数の推薦文が寄せられました。中でも、吉田茂首相の長男である吉田健一氏の推薦文は、「赤穂の天塩」の魅力が存分に表されており、現在に至ってもその輝きは失われていません。

吉田茂首相の長男である吉田健一氏の推薦文
吉田茂首相の長男である吉田健一氏の推薦文

塩味礼賛-各界から寄せられた声-

「赤穂の天塩」を発売して以来、40年余が経過しました。その間に各界から多大なお力添えを賜りました。
創業初期に天塩および自然塩運動に寄せられた推薦文をご紹介します。

※( )内の肩書は当時のものです。

化学分析からみてもすばらしい 武者宗一郎(大阪府立大学名誉教授・理学博士)
現在もっとも信頼できると考えられている「化学分析」や「官能分析」の立場からみても、「天塩」ほど、ととのった味を持っている塩は、ほかにありますまい。さし味、本味、かくし味、後味が天然のバランスを持っていて、まさに海の恵みである。どうぞ大切に、上手にお使いになりますように。
役割の多いニガリ成分 永瀬一郎(東京農業大学教授)
「天塩」に含まれているニガリ成分は、旨味の調整、浸透、防腐作用、改良促進等の多くの働きをするが、味噌等の醸造において、ニガリの主成分であるマグネシウムは、乳酸菌等の好む栄養素となって発酵を助けている。漬物の場合も同様で、その役割は大きい。
原料の身になって天塩を使う 茂野悠一(宇都宮大学名誉教授)
食品を加工するとき、原料が自分の風味を生かし、一番美味しくたべてもらいたいと願っている気持を忘れてはならない。つけものでも、味噌でも、その原料たちは「天塩」の出現で自分の味と風味が再評価され、この天塩で加工されることを願っていると思う。それほど味が違う。
健康にミネラルは不可欠 小坂隆雄(元新潟大学教授・医学博士 動態体質医学研究所所長)
食品公害の中で、精白食品の害、つまり食物の有効成分であるミネラル、酵素を欠いた食品の害が問題になっている。この時期に、この天塩のもたらす功績は極めて大きい。白砂糖と黒砂糖、白米と玄米の差よりさらに深く重要なテーマを、この塩は提議するであろう。
五味の中心は塩 辻 義一(懐石料理「辻留」赤坂店主人)
辛・酸・鹹・苦・甘と人問の感じられる味は種々ありますが、調味の中心は塩です。微妙な味わいの違いが、食物の味を大きく左右するので、調理人は塩に一番気をつかいます。その点、「赤穂の天塩」は、ただカライ味ではなく、丸味のある味で、ものの味わいを深くします。
やや少な目でも辛味や旨味が... 酒井玲子(漬物研究家)
「天塩」は、海水中のミネラル・バランスを大切にしてつくられており、低純度塩(塩化ナトリウムの含有率が低い)ですが、一夜漬や当座漬などでは、やや少な目でも辛味や旨味がでてまいります。
大切なマグネシウム摂取 田多井吉之介(東京農業大学教授・医学博士)
なんでも摂り過ぎはよくないが、いま問題となっている食塩(ナトリウム)のとり過ぎは、マグネシウム、カリウムの補充である程度カバーできる。マグネシウムの摂取不足は戦後の食の変化がもたらしたもので、健康の面からみても今日的課題の一つである。したがって、ニガリ分(主成分は塩化マグネシウム)を含んだ「天塩」は健康維持からも評価できる。
「赤穂の天塩」を奨める 平島裕正 (元四国女子大学教授・医学博士)
海、山の幸に恵まれ、塩を主にした淡昧で新鮮な素材の味を楽しんできた日本人にとって、塩はとても重要な意味を持っている。健康維持、ものの保存や調味に、塩は多面的な役割りをはたすもので、そのなかにニガリが適量に含まれていることは人類がこの世に発生し今日に至るまで深い縁につながれてきた海の成分そのものを食べることになる。ミネラル、酵素ぬきの、ただ辛いだけの精製された塩とは、まるで様替りの、まろやかな味、他のものの旨味を引き出す塩本来の姿を備えた「赤穂の天塩」の誕生をよろこび、これを奨める。
家庭料理に欠かせぬもの 佐藤寛子(佐藤元首相夫人)
天塩は発売以来使用いたしております。自然の手づくりによる"本ものの味"がとてもよく、家庭のお料理には欠かせぬものです。一度おためしになることをお推めします。
サザエさんも愛用しています 江利チエミ(歌手)
舞台のあい間に食事をとるときなど、気がはっているせいか、かえって味に敏感になります。ちょうどそんな時、天塩でにぎったおにぎりに出合いファンになりました。あの味は幼い頃の、なつかしい味を思い出させます。私にとって天塩は"おふくろの味・です。
知らないうちに変わっていた品質 春野鶴子(主婦連副会長)
私は自然塩を愛好し、友人にも進めています。おいしいです。旨いからさです。漬物をつけてみるとさらによくわかります。塩は太陽、空気と同様なくては生きられぬ重要なもの。近代化、効率化を口実に工業に都合のよい大量生産によって、人体用の食塩の質が軽視されたことは大変な問題です。真に自然に近い、よきものを摂取したいと思います。
浅漬けがおいしい 永田愛子(東京都生活学校連絡協議会会長)
私の家では、漬物は自家製です。ミネラルの多い自然の塩を使うと浅漬けなどおいしくつかります。ニガリ分の浸透力の働きでしょう。甘みも出てまいります。とのかくよいお塩です。
健康のために... 望月優子(参議院議員・俳優)
いつのまにか塩田がつぶされ、世界ではじめてという化学塩で料理の味つけをさせられていました。化学調味料を必要としたわけがわかりました。さいわい天塩がつくられ、昔からの味加減が化学調味料なしで出来てよろこんでおります。それに自然のミネラルは健康のためにもプラス。安心して使っております。天然の調味料として是非おすすめいたします。
食生活の原点を問うテーマ 飯島春子(東京都消費者連合会会長)
消費者運動の一つとして、食品添加物や石油タンパク、合成洗剤等の問題があります。塩問題は、それと比較にならないほど大きな問題として私たちの前に立ちふさがっています。
ほのかに深い塩の愛にであいたい! 岡部伊都子著『美の巡礼』(新潮社刊)より
なぜ、塩がここまできれいに苦汁を失ってしまわねばならないのか、私にはわからない。
美しい塩、口あたりのよい繊細な塩のはんらんで、どっしりとすがってゆける、たのもしい塩の姿を消し去った。
わざわざ、苦汁を買ってまぜ合わせてまで、真味を出す努力をしている製法は、行き過ぎたものを、ぐいとひき戻す、親切なやりかただ。ほんとうのよさ、が何かを追求してやまぬ、生きかたからにじみ出た努力であろう。守らねばならない大切なものをそれとも自覚せず簡単に失っている現代の塩。(中略)

塩と自分。自分のなかの塩。あまり豊かに存在しているため、その日常性になれてついうっかり忘れてしまった塩らしい塩への尊敬を取り戻したい。そして、みてくれ美しい結晶体に幻惑されぬ、しぶい心をとり戻したい。
「塩らしい塩をつくって!」
「ものの本質を生かせる塩を渡して下さい!」みんなが、食べる立場の人も、料理する立場の人も、みんなが口をそろえて「塩ください」の歌を合唱したら、やがて、幾段階もの苦汁をも包含した塩の用意がみられることだろう。
毎日の口に、ほのかに深い塩の愛にであいたい。